葬儀に際には、線香をあげるのではなく、ご焼香を行うことになります。まだ故人はこの世にさまよっていると考えられているので、香を焚くというのは意味があります。故人が迷うことなく旅立つことが出来るために焚くということもありますし、それだけではなく死臭を消す役割を持っているとも言われています。
マナーが分からないということもあるかもしれません。葬儀会社で指導をしてくれることもあるので、安心をして行うことも出来ます。何度行えばよいのか分からないということもあるでしょう。1回だけなのか3回なのか、宗派によっても異なるようです。
それだけではなく、参列者が多い場合には時間を短縮させるために1回にしておくということもあるようです。家族葬の場合などは3回行ってもよいと言う場合もあります。最初に行わない限りは前に人と同じように行えばよいです。
葬儀の中でご焼香をする場面が必ずあります。親族の焼香は喪主から始まって故人と関係の濃い人から順番に行っていくのが一般的です。また式の形態や葬儀屋によっては一般の人と親族では焼香台が別れている場合もありますのでその時のやり方に従います。
代表焼香を誰に依頼するかも重要となります。式中に名前を紹介され、他の人の代表として行う事もありますので納得のいく人選にしなければいけません。選ばれやすいのは喪主か故人の会社の重役に当たる人物です。代表取締役などの役職の人です。
ただし会社の都合によって職場からの人選が難しいこともあります。その場合には住んでいる地区の自治会長などにお願いする場合もあります。何名かの参列者が見込まれる場合には式を総括する業者に焼香の順番を予め提示しておく必要があります。
順番によっては式自体の進行に関わってくる場合もあります。